介護士の年収・給料を事務所管理者が暴露!

介護士の給料

介護士のみなさんこんにちわ!介護士MツイッターYouTube)です。

介護士として働いていると、他の施設で働く人の話しや求人を見て「自分より給料がいい!」そのような思いをしたことってありませんか?他の施設の事情って、意外と分からないものですよね。

ここでは、厚生労働省が出しているデータから介護士の給料の実態について見ていきたいと思います。

ちなみに私のツイッターの「年収アンケート」の結果がこちら↓

200万円以上~400万円未満の方が最も多いようです。(正社員、契約社員、パート、嘱託含む)

400万円以上の方は「約10%」を、200万円未満の方が「約15%」ということもわかりました。

続いて「正社員」の方を対象とした「月の手取り収入アンケート」です。

15万円以上~25万円未満が最も多く、15万円未満が次に多いですね。

お答えいただいた年齢層にもよるかと思いますが、少し低めな印象を受けます。

さらにお給料に対する不満もあらわになりました…。

現在の年収・お給料に不満があるのなら、職場を変えてみるのもよい方法です。特に介護現場は職場自体に問題がある場合も正直多いです^^;

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介護士の【年代別】年収・給料相場・手取り額

年収

年代 年収 一月あたりの給料 手取り月額(×0.8)
10代
~19歳
2,233,300 186,108 148,887
20代

25~29歳

3,282,800 273,567 218,853
30代

35~39歳

3,694,200 307,850 246,280
40代

45~49歳

3,784,500 315,375 252,300
50代

55~59歳

3,934,800 327,900 262,320
60代

65~69歳

3,043,000 253,583 202,867

参考:平成29年賃金構造基本統計調査 結果の概況

https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2017/index.html

賃金構造基本統計調査→平成29年賃金構造基本統計調査→産業中分類 [56件]

https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&toukei=00450091&tstat=000001011429

年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額

P 医療,福祉(P85)より(参照区分:民間事業所・企業規模10人以上・勤続年数計より)

いかがでしょうか?厚生労働省が出している、産業別の賃金構造なのでご自分が働いている事業とは、必ずしも一致しないと思いますが、目安にはなるのではないでしょうか。

介護士の給料は、働き方「正社員・契約社員・パート」や提供するサービス「施設系サービス・在宅系サービス」、地域によっても基準が大きく異なります。

特に夜勤がある施設系サービス(特別養護老人ホームや介護老人保健施設)は、「夜勤手当」などを含めるともっと高い金額になる場合もありますのであくまでも参考としてご覧ください。

次に、各年代の給与について見ていきたいと思います。

10代の給料事情

10代で介護業界に就職される方は、全くの未経験や初任者研修などの研修を終えられて実務に就く場合が多いのではないかと思います。ですからほとんど「初任給」ということになり、どうしても賃金は低くなる傾向が見られます。

20代の給料事情

介護業界にはじめて就職する方が最も多いのは、20代かもしれません。

介護系の専門学校や福祉系の大学で介護をしっかりと勉強してから介護業界に就職すると20代ということになります。体力的にも最も充実していて、「夜勤」なんかもバリバリとこなせる20代は施設にとって本当に心強い年代です。

介護福祉士や社会福祉士などの資格を取って、「資格手当」などが付く施設も多いと思います。

30代の給料事情

働き盛りの30代は、結婚したり子供が生まれたりと今後お金が必要になってくる年代ですよね。

施設の中でリーダー業務を任されたり、主任などの役職に就いたりと大活躍の年代です。大きな施設では後輩などの指導を任されるのもこの年代です。

仕事にも慣れて、スキルアップの為に「ケアマネ資格」などに挑戦する方も多くいます。資格や役職など、責任やスキルで給料アップを目指したり、定期昇給で少しずつ給料も増額したりするのもこの年代の特徴です。

40代の給料事情

40代になってくると、介護の現場で頑張っていく方、「管理職」として頑張っていく方、ケアマネや「相談員」などの「相談業務」を目指す方などに分かれてくる年代になります。

体力的にも夜勤が辛くなってくる方も多くなります。夜勤をする場合は仕事がキツくても、手当が大きいメリットがあります。逆に日勤帯が中心の働き方になると、どうしてもその分の手当は低くなる傾向があります。

子供にもお金が掛かる年代だったりもするので、どのようなキャリアを目指すかを意識するのも40代の特徴になります。

50代の給料事情

50代になるとベテランとして、施設をまとめる立場になる方も多くなります。施設長やエリア長などの「管理職」として幅広く活躍する方が多い年代です。

もちろん現場の介護士として頑張る人も大勢いますし、50代で初めて介護の仕事に従事する人も沢山います。女性の場合など、子育てが一段落してボランティアやパート勤務に出る人が初めて介護の仕事を選ぶ場合もあります。

そして、この年代になってくると“自分の親の介護”なども直面してくる年代になります。

なので、この年代は「給料が高い!」「給料が安い!」なんて言えない部分もあるのが、介護業界の特徴だったりします。

60代の給料事情

介護業界では、高年齢の方も活躍できるのが特徴です。もちろん働き方は変わってくるかもしれませんが、訪問介護員などは高年齢の主婦の方などが現場を支えていると言っても過言ではありません。

フルタイムで夜勤をこなして…は難しくても、自分の体力や時間に合わせた働き方を長く続けることが出来ることは、介護業界の特徴と言えそうです。

各年代の給料事情のまとめ

いかがでしょうか。統計上は、「介護士ってやっぱり給料が安い…。」そういう風に見えてしまったでしょうか。

でも、本当にそうなのでしょうか?

介護保険は2000年に始まった制度です。今ある介護事業所の多くは介護保険制度が始まってから設立されています。つまり「それほど古い業界じゃない」って思いませんか?

例えば2000年に20歳で働き始めた人の場合でも、まだ経験年数19年、年齢39歳なんですよね。

介護保険が始まってから新卒で働き始めて、定年まで勤めた人は誰もいないはずなんです!

そして、比較的高い年齢で介護士を始める人が多いことも介護業界の特徴だと思います。

ですから、統計から出てくる給与の水準は一概に「高い!」「安い…」と言えないのが介護士給与の特徴だと思います。

例えば、40代の人の中にも未経験の人から経験年数20年の人までいるので、平均すると低く見えてしまう事は仕方のないことかもしれません。

介護事業所で、年齢によって給料が高くなる”年齢給”を設けている事業所をほとんど見たことがありません。年齢と言うよりは、経験がモノを言うのが介護士の特徴ではないでしょうか!

介護士の給料は他の業種に比べて低いのか?

いろいろな職業

平成29年賃金構造基本統計調査で、介護士の全年齢の平均給料を見ると「357.9万円」です。

少し違うデータになりますが、国税庁の平成29年分民間給与実態統計調査を見ると全産業の平均給料は432.2万円となっています。

全体 男性 女性
介護士 357.9万円 397.4万円 341.4万円
全産業 432.2万円 532万円 287万円
(参考)宿泊業、

飲食サービス業

252.8万円
(参考)農林水産・

鉱業

325.9万円

いかがでしょうか?「やっぱりスゴく安い!」と思う方もいれば、「あまり変わらないかも」と思う方もいるかもしれません。平均賃金って、見せ方により結構印象が変わりませんか?

実際に宿泊業・飲食サービス業や農林水産・鉱業の平均給料は、介護士の平均給料より統計上は“少ない”のです。

恐らく、介護士の中でも“比較的高い人”、“やっぱり低い人”がいるように、サービス業等でも“高い人”、“低い人”がいるんじゃないでしょうか!?

参考:国税庁:平成29年分民間給与実態統計調査

https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2018/minkan/index.htm

介護士の給料が安いと言われる理由

私も介護業界で長く働いているので、“給料が低い問題”は身に染みて理解をしているつもりです!

幾つかの理由が思い付くので並べてみようと思います。

小さな法人が多い

介護施設を運営する法人の多くは、小さな法人です。介護事業は、利益を追及する仕事と言うよりは“福祉”の側面が強い仕事ですよね。

例えば、特別養護老人ホームは社会福祉法人という法人でしか運営が出来ません。社会福祉法人は、小規模な法人が多いです。皆さんの周りでも、「社会福祉法人〇〇会」など一カ所だけ施設を運営する法人を見た事はありませんか?

社会福祉法人に限らず小さな法人の場合、どうしても経営効率も悪くなりますし、その法人の“ルール”が正当化されて、ブラック企業が常態化してしまう…そのような側面があるのかもしれません。

収入を増やしていく術が限られている

介護事業所は、介護保険という決められた保険点数の収入の中で運営されます。(一部、有料老人ホームなどは自由に部屋代を決められたりしますが)

そして介護報酬は3年毎に見直しが行われますが、ほとんど上がることがありません。報酬改定があると「今まで10,000円だったものが、今日から9,000円になります。」ということが普通に起こります。

つまり、保険という枠組みの中で収入を伸ばす術がとても限られていると言えます。

(逆に収入のほとんどは、保険から入ってくるので、“安定している”とも言えるのですが)

皆さんの事業所でも、“加算”を取っているものがあると思いますが、その加算も全て取ることは難しく、加算を取るために人を増やしたり、何かの時間を増やしたりとどうしてもコストが掛かることになります。

企業努力で、収入を増やしていく事が非常に難しいのが、介護事業の特徴と言えるのではないでしょうか。

サービスごとに働き方・給与体系が違うのに、全て“介護士”と一括りにされてしまう

特別養護老人ホームで夜勤を行う「正社員」の介護士と、ホームヘルパーで数時間働く「パート介護士」、確かに同じ介護士ですが、働き方が全く異なります。

独立行政法人福祉医療機構が行った「平成28年度 特別養護老人ホームの経営状況」調査によると、平成28年度の特別養護老人ホームの経営状況調査では従来型施設で働く職員の人件費は「一人当たり431.4万円」となっています。

もちろん他の職種も含めた金額のため、一概に高いとは言えませんが特別養護老人ホームの従業員の多くを占めるのは介護士だと思います。このようなデータを見ても「介護士は給料が安い」と言えるのでしょうか。

つまり、本来は「安い人もいる!」というのが正解のような気がするのですが…。

参考:独立行政法人福祉医療機構 「平成 28 年度 特別養護老人ホームの経営状況について」

http://www.wam.go.jp/hp/Portals/0/docs/gyoumu/keiei/pdf/2017/rr17013.pdf

専門性が理解されにくい

介護の仕事は非常に大変な仕事です!“人が人にする”仕事のため、なかなか専門性が分かりにくい仕事なのかもしれません。私は長く介護業界にいるので、安易な気持ちで介護業界に入って、スグに辞めていく人などもたくさん見てきました。

「介護は単純労働」などと言われることもありますが、“だったらやってみろ!”と言いたくなりますよね。

国家資格である「介護福祉士」も、資格取得の要件が厳しくなりました。(この変更の賛否は色々ありますが)

今後、介護がより社会的に必要となることは明らかで、その専門性が今まで以上に理解されるようになるとよいのですが…。

過剰に低いと報道されすぎている!

実は一番の問題は、ここにあるのではないかと思っています。

確かに給料が低い働き方や事業所があるのは事実だと思います。「どれだけ働いても給料があがらない」とか「サービス残業が常態化している」とか「今月は夜勤が10回もあって…」そのようなブラックな話しもたくさん見聞きします。

でも、待遇が決して悪くない事業所がある事も事実だと思います。何となくマスコミの報道で、「介護はブラック」という印象が植え付けられているような気がするのですが…。

今後、高齢者が増えて働き手が減っていくのは間違いない事実だと思います。その時に、事業所側も今まで以上に選ばれるようになりブラックな事業所は淘汰されていくのではないでしょうか。

今は未だ過渡期で、そのような事業所もある、というのが正解なような気がするのですが…。

介護士の給料は今後どうなる?将来性は?

介護現場

今後間違いなく言える事は、「今まで以上に高齢者が増加して、働き手が少なくなる」ことだと思います。

介護業界では、外国人労働者の受け入れやAIやロボットの導入など、様々な問題が取り沙汰されています。でも、人が人に行う介護は“絶対に無くならない必要な仕事”だと思います!

そして働き手が少なくなり需要が増えれば、間違いなく待遇は良くなると確信しています。

というよりは、「良くせざるを得ない」と思っています。

将来性については、働く人みんなが不安ですよね。でも、「AIが進化すると無くなる仕事がある」などと言われることがありますが、人が人に行う介護が無くなることは絶対に無いと思っています。

国の方でも、「処遇改善加算の増額で10年以上の介護福祉士に8万円の処遇改善」など、ようやく介護士の待遇改善に手を付け始めてきました。以上のように考えると、社会的にも法的にも今後は良い方向に進んでいく事を、希望的観測として抱いています。

介護士の給料が上がらない時の給料アップ法

勉強

資格取得を目指す

介護士の魅力の一つに、キャリアアップが積めることがあると思います。

今いる事業所で資格手当があれば、それを目指すことも給料アップの道だと言えそうです。

例)初任者研修→実務者研修→介護福祉士→ケアマネジャー→主任ケアマネ

例)社会福祉主事→社会福祉士→ケアマネジャー→主任ケアマネ

役職を目指す

大きな施設であれば、「フロアリーダー→主任→施設長」などとキャリアアップを積むことが可能です。

小さな事業所であれば、責任者などを目指すのもよいかもしれません。

残念ながら今と同じことをしていて、何もしなくても給料が上がっていく時代ではありません。

介護の仕事は、数字で結果が出る仕事ではないので、目に見えて結果で給料をアップさせることが難しい仕事と言えそうです。責任あるポジションを目指すことは給料アップに繋がる道だと言えます。

他の施設やサービスへの転職も視野に入れる

介護事業所の給料体系は、施設や事業所により異なります。公務員のように決められたものがある訳でもありませんし、公開されている訳でもありません。

ハローワークなどでも多くの求人が出ています。私も色々な求人を見比べてみることがありますが、そこで出た結論は「求人票ではわからない」ということです。

「経験を考慮」と書いてあっても、どれくらい考慮して貰えるか書いていませんし、「賞与4ヶ月」とあっても、基本給の4ヶ月なのか、他に係数があるのかほとんど書いていません。 唯一信頼できることは、「働いている人に聞いてみる」くらいでしょうか。

介護士の給料アップ介護士の給料を上げる方法 – 資格・職場の選び方

まとめ

少し長くなりましたが、介護士員の給料について見てきました。

給料については、みんなが一番気になるけど意外と他人の事情はわからないものです。

地域性によっても異なることがあるので、簡単に比較できない事も分かりにくくしている事情だと思います。

私も介護事業所の責任者として、多くの方の面接をすることがありますが「前の施設は給料が安いから辞めました!」と言う人は見たことがありません。(言わないだけかもしれませんが…。)

今ではインターネットなどで簡単に求人や施設の状況を調べることが出来ます。まずは自分が働く事業所が、どれくらいの待遇なのか調べてみることをおススメします。

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